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オスグッド病〜サッカー・バレーなどに多い膝の痛み〜

  • athlete-care
  • 2016年11月25日
  • 読了時間: 4分

大阪市阿倍野区昭和町 御堂筋線『昭和町駅』から徒歩1分、谷町線『文の里駅』から徒歩5分

ピラティス・姿勢改善・猫背改善・スポーツ傷害・パフォーマンスアップの『昭和町アスリートケア整骨院・ピラティススタジオB&B阿倍野』です

オスグッドという障害をスポーツしている方なら一度は聞いた事があると思います。

バスケットボール・バレーボール・サッカー・陸上などの

ジャンプやダッシュなどが多いスポーツをしている人に多く発生する膝の障害です。

ちなみに

正式名称はオスグッド・シュラッター病といいます。

『どんな障害か?』

ジャンプすることがおおかったり、膝を曲げ伸ばしするスポーツを行っている10歳~16歳の男の子の膝におこります。

膝の下の部分にある脛骨隆起の軟骨部分が筋肉・靱帯に引っ張られ軟骨部分が剥離することでお皿の下の部分の出っ張りに痛みが出ます。

症状が進行すると、膝蓋骨の下方にある、脛骨粗面において骨の隆起がみられることで有名ですね。

私、角野も学生時代バスケットボールをやっておりオスグッドで悩まされました。

当時はろくに治療に行かず膝を酷使し続けた結果、異常な骨の隆起ができてしまいました。

よく似た症状で、ジャンパー膝というものがありますが、オスグットとジャンパー膝は別の障害ですので注意が必要です。

『オスグットとジャンパー膝との違い』

●障害の部分での違い

障害の部位ですが、大まかに分けると

①オスグッド病・・・脛骨の軟骨部分

②ジャンパー膝・・・腱・靱帯(膝蓋靱帯)

の部分に炎症を起こします。

オスグッド病では、ヒザのお皿の骨の下(膝蓋骨)から脛骨粗面をつないでいる靭帯に引っ張られている軟骨部分が剥がれてしまったり、隆起して炎症が起こってしまう。

ジャンパー膝では、ヒザのお皿の骨の下(膝蓋骨)から脛骨粗面をつないでいる靭帯(膝蓋靭帯)が、ジャンプなどの運動をしすぎて炎症が起こってしまう。

といった違いがあります。

●発症の年齢での違い

オスグットは発生年齢が成長期である10~16才くらいですが、

ジャンパー膝では骨端線(成長軟骨)が閉じた後の10代後半〜20代のスポーツ選手に多くみられます。

●症状での違い

スポーツ時の痛みや、損傷部位の圧痛や腫れ・熱感など、

基本的にはどちらとも症状が似ていますが、

オスグットでは進行すると、膝蓋骨の下方にある、脛骨粗面において骨の隆起がみられますが

ジャンパー膝では骨の隆起が見られることがありません。

『治療法は?』

オスグッド病もジャンパー膝も治療法は似ており、

オスグッド病の治療で重要な事は、

①炎症を抑える、炎症を悪化させる動作を制限する

②大腿四頭筋の緊張をとり、柔軟性を出す

③膝に負担がかかりにくい身体の使い方の指導

です。順番に説明していきます!

①炎症を抑える、炎症を悪化させる動作を制限する

患部に炎症が起きている場合は、アイシングを中心に炎症をおさえていきます。

出来る限り、スポーツを休まない方法での治療を行っていきますが、状態によっては休養が必要な場合があります。(炎症が強い状態で、無理にスポーツを行うのは傷口を広げるようなもので、炎症が引かないだけでなく、悪化していくケースがあります。)

スポーツを休まずに治療を行っていくケースでは、テーピングやサポーターなどで膝にかかってくる負担を軽減させます。

②大腿四頭筋の緊張をとり、柔軟性を出す

大腿四頭筋が硬くなり柔軟性が低下すると、軟骨部分の引っ張られ度合いが増すため、

大腿四頭筋の硬さ・柔軟性の低下はオスグッド病の大きな要因の1つとなっております。

当院では電気療法・徒手療法・運動療法・ストレッチなど様々な角度からアプローチをかけ、大腿四頭筋の緊張をとり、柔軟性を出していきます。

③膝に負担がかかりにくい身体の使い方の指導

炎症を抑え、大腿四頭筋の柔軟性を獲得しても、

以前と同じ「膝に負担がかかりやすい」身体の使い方をしていれば

炎症がぶりかえしたり、治癒した後も再発の危険があります。

当院では、正しい身体の使い方をトレーニング・指導し、治療を促進させるだけでなく再発防止も見据えて治療を行っていきます。

オスグッド病は軽度のものから重度のものまで様々です。

もちろん処置も変わってきます。

患者様の個々の状態に合わせて治療を行っていきますので、

膝の痛みに悩まれている方は一度ご相談くださいね^^

本日はここまでです!ありがとうございました!


 
 
 

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